イタリア紀行②
2012年11月17日(土)
 

次はナポリです。移動方法として、初めは普通の鉄道を利用することになっていましたが、今年からフェラーリ高速鉄道「イタロ」が開通したとのこと、イタリアに来たからには、「フェラーリ」に乗らなければと思い、時速300キロで一路ナポリに向かいました。見よ!これぞイタリアン・レッドです。
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ナポリはローマと違い漁業が中心の町、ザワザワとした下町の雰囲気が漂っていました。

ホテルにチェック・インすると、やはり思っていた通り、ローマのホテルと同額にもかかわらず、田舎町だからでしょうか?ランクは大違い、私は内心、少し優越感を取り戻します。

ホテルからのナポリ湾の眺めは素晴らしいものでした。ここで、付け加えますが、5月のイタリアは夜9時ごろまで太陽が燦燦と輝いているのです。1日の長いこと長いこと。こんな遅い時間まで大勢の小さな子供達が、外で遊んでいていいものなのだろうか?と感じながら、ナポリ湾の夜景を眺めていました。

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翌日、アマルフィー海岸かカプリ島のどっちに行くかと、大いに迷いましたが、時間的にカプリ島に渡ることになったのですが、これからが大変。8時に朝食をとり、9時に水中翼船に乗船しなければなりません。この船の上下運動の激しいこと、食事をして間も無い船旅ですから、船酔いの人々のラッシュです。私の前の男性が立ったり座ったりしていたので何をしているか分からなかったのですが、次男から船酔いしない様にしているのだと聞かされて納得。


家族のまず最初の犠牲者は妻です。そして、船中で私がガイドブックを読んでいますと、次男が偉そうに、「おやじ、こんな時に本を読んでいると船酔いで、えらい目に合うぞ」と高飛車に言うではありませんか。偉そうに言うなと思いつつも黙って聞いていました。

しかし、カプリ島に着岸し、タラップを降りた瞬間に、偉そうに言っていた次男が、岸壁にへたり込んでしまったのです。そして船酔いもせず平気でいる私に向かって、「やっぱり、おやじが一番強いんだな」と感心していました。口ほどにもないと思い、ここで、また父親としての権威を少し取り戻します。

妻は、かなりの重症で、船酔いが回復するまで一時間以上もかかり、また、カプリ島周遊の小型船に乗船すると聞かされて顔がひきつっていましたが、どうにかこうにか乗船しました。パーフェクト・ブルーの海です。しかし残念なことに、この日は運が悪く、潮が高くて「青の洞窟」には入ることが出来ませんでした。未練 未練 観れん!この次こそ!―つづく―(R・K)

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《平成26年に香風寺イタリア・フィレンツェ別院にて講有巡教が奉修されます。ぜひ皆さんお参詣しましょう!!》

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