10月15日(水)佛立研究所研究員会議が開催され、教学研究部門の小発表で、千住(東京)・立正寺、小川立恵師が「『てこのかたま』と『鶴松堂日記』からうかがう宗門史の一断面」というテーマで発表がありました。本門佛立宗の歴史について、開導日扇聖人の御指南と佛立第二世日聞上人の御日記からの研究を発表されました。                 sany0050.JPG

 

9月5日(金)佛立研究所研究員会議が開催され、弘通研究部門の小発表で、尼崎・本圓寺、伊藤随隆師が「現代のお弔い考」というテーマで発表がありました。現代におけるお葬式事情の中から、佛立宗的見地に立ってお葬式、お墓、お骨の問題に対しどう対応していくべきなのか、一考察が発表されました。                 

小発表される伊藤随隆師

    

 

特別講演に福岡伸一先生を招いて

080723_011.jpg  佛立教育専門学校と佛立研究所共催の「第17回研究発表大会」が、去る3月26日、宗務本庁四階宗会議場で開催された。
大会は玄題三唱の後、佐藤日凰宗務総長と福岡日雙佛立教育専門学校長の挨拶、講有上人のご訓示(佐藤総長が代読)の後、分子生物学者で青山学院大学教授の福岡伸一先生より『生物と無生物のあいだ』と題して特別講演をいただいた。
先生は京都大学卒業後ハーバード大学医学部研究員、京都大学助教授等を経て青山学院大学教授となり、専門分野で論文を発表するかたわら一般向けの著作や翻訳も手がけておられ、主な著書に『もう牛を食べても大丈夫か』『ロハスの思考』など多数ある。
そして、絶え間なく分解と合成を繰り返しながら全体として平衡状態が保たれているという動的平衡論から080723_02.jpg「生命とは何か」という問題を問い直した講演のテーマでもある『生物と無生物のあいだ』は50万部を超えるベストセラーとなり、昨年のサントリー学芸賞と新書大賞をダブル受賞されている。
講演でも、動的平衡論や狂牛病の問題、またオランダの画家フェルメール等についても触れられ、生命の話を進められた。
特に仏教の「一念三千」の教え、一人の中に宇宙全体の教えが折りたたまれているという教えは、まさに、細胞一つのDNAの中に全ての情報が書き込まれていることと通じるとお話いただいた。
福岡先生の特別講演の後は昼食・休憩に入り、午後から研究発表のプログラムに入った。

◎ 当日の研究発表者と演題

1.御遺文編集の一断面
― 観心本尊抄本文について ―

      客員研究員 竹部日同師

2.『てこのかたま』の研究 その2

          学校講師   小川立恵師

3.開導聖人の四弘誓願の実践

           学校別科生 村田信昂師

4.御妙判図解化の作業から
― 日頂上人と富木常忍氏との関係の一考察 ―
― 富木尼御前についての私見 ―

     研究員    野口清継師

5.他教団及び企業の教育に関する調査報告
◇企業ベンチマーキング報告

     研究員   局  良鳳師

◇モルモン教の調査報告

           研究員   指田隆行師

◇大本教他全体のまとめと
これからの宗門がめざすもの

   研究員   河内良説師

080723_031.jpg080723_041.jpg

 最後に佛立研究所所長・植田日事師の閉会の辞をもって、この日の研究発表大会が盛況裡に終了した。

世界仏教徒会議で講演
2008年4月30日(水)
 

佛立新聞平成19年2月号~6月に掲載
●世界仏教徒会議で佛立宗をアピール
福岡日雙師が大乗仏教代表として講演

   去る1月14日、スリランカのコロンボ市の大ホール・BMCIHにおいて、国際仏教徒協会(I・B・O 本部シンガポール)主催、スリランカ政府後援の国際仏教徒会議が関係者約500人の参列の下、開催された。
   福岡日雙師(神戸・香風寺住職)は、この会議に大乗仏教界の代表として招かれ、「法華経、日蓮聖人の教えと修行をスリランカに伝える意義」と題する講演を英語で行い、聴衆に本門佛立宗の信仰のエッセンスを伝えた。 つづきを読む

 

佛立新聞平成19年1月号〜6月に掲載
国際仏教徒大会でダライラマ14世と会見
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
4支・妙深寺 長松 清潤 記
「インド」に伝わる上行所伝の御題目

多くの人々が佛立の口唱行に感動
 去る平成18年10月3日から10日にかけて、福岡日雙師(神戸香風寺)は、横浜妙深寺、博多光薫寺を中心とした教講21名とともにインドへ赴き、歴史的ともいえる弘通活動を展開し、6千名を越える人々に上行所伝の御題目を伝えるという成果をもたらした。
 そうした活動の一端を伝え、法華経と日蓮聖人、日隆聖人、日扇聖人の教えに基づく本門佛立宗の信仰が、インドの人々にどのように受け止められ、どのように弘まろうとしているのかを同行した長松清潤師(横浜妙深寺)、局良鳳師(神戸香風寺)がレポートした。
つづきを読む

 
第16号(H19年)
第16回研究発表大会特別講演録
遺伝子オンで生きる
筑波大学名誉教授 村上和雄
第26回公開講演会講演録
高齢者に寄り添う介護のポイント
(有)笑う介護士代表取締役 袖山卓也
ブラジル開教100年 -その史的背景と人物の探求(上)-
常任理事 伊藤日学
本尊問答抄ご著述の背景と三箇之中一大秘法その1
小林日元
三途成不論の一断面、その光と影
竹部日同
てこのかたまの研究
小川立恵
御妙判図解化の試み
局 良鳳
サンマを増加するために
岡居清真
青年会向け教化促進題材一例
指田隆行
法灯相続のための青少年への働きかけの一考察
伊藤随隆
The Genealogyof HBS
福岡日雙

つづきを読む

イタリア別院 参詣について
2008年4月3日(木)
 

門佛立宗、香風寺イタリア別院(親会場)のご参詣日 日本から本門佛立宗のご信者さんが、仕事で、観光でとイタリアへいらした機会に親会場へのお参りを希望される方のためにもご参詣日と時間帯をお知らせいたします。

月曜 午後7時半~

火曜 午前8時半~ 午後9時~   (1日2回)

水曜 午後7時半~ 

木曜 午前8時半~ 午後7時半から (1日2回)

金曜 午後7時半~ 

clip_image001.jpg

200802.jpg

73_00.jpg

7-4.jpg

 

 

原則的に土曜、日曜は地方でのご奉公や特別行事のため閉めております。イタリアの諸事情を考えまして、大変申し訳ないのですがご連絡のないお参詣はご遠慮いただきたいと思います。こちらのEメールアドレス hbs.maki@gmail.com へお問い合わせください。よろしくお願いいたします。

清潤師ブログから転載

イタリア別院

研究発表大会「特別講演」一覧
2008年3月31日(月)
 

第17回H20.3.26
    「生物と無生物のあいだ」
    福岡伸一先生 青山学院大学教授 分子生物学者


第16回 H19.3.27
     「遺伝子”オン”で生きる」
     村上和雄 先生 生命科学者・筑波大学名誉教授

第15回 H18.3.14
     「経営学から見た宗門」

第14回 H17.3.2
     「生きること、学ぶこと」ー金ではなく、鉄としてー
     中坊公平 先生 元日本弁護士連合会会長

第13回 H16.3.9
     「日本の宗教界における佛立宗の位置と課題」
     西山茂 先生  東洋大学社会学部教授

第12回 H15.3.10
     パネルディスカッション「弘まる御講について」

第11回 H14.3.14
     「日蓮聖人御真筆御本尊について」
     中尾堯 先生 立正大学文学部教授

第10回 H13.3.14
     「IT革命」
     高橋敏也 氏 ㈱インターネット総合研究所

第9回 H12.3.14
     「佛立の戦後50年」梶本日裔 講尊上人

第8回 H11.3.8
     「総別という表現について」-総別と能所という視点から-
     芹澤泰謙 先生 法華宗本門流研究所

第7回 H10.3.9
     「十二宗名略注」-宗学研鑽のための試み-
     馬養日虔 上人 元佛立教育専門学校校長・妙風寺住職

第6回 H9.3.26
     「御教歌についての私考」
     野崎日丞 上人 前佛立教育専門学校校長・本妙寺住職

第5回 H8.3.4
     「立教開宗の意義」
     亀井日映 上人 佛立研究所常任理事・ 本立寺住職

第4回 H7.4.5
     「御講見聞」
     西山茂 先生   東洋大学社会学部教授

第3回 H6.3.2
     「日隆聖人管見」
     大平宏龍 先生 興隆学林専門学校教授

第2回 H5.3.2
     「佛立信仰と精神医学」
     田代謙一郞 先生医療法人慈光会若久病院・医学博士

第1回 H4.3.5
     「チベット仏教とそのボン教への影響」
     御牧克己 先生 京都大学文学部教授

<前のページ|次のページ>