第30回「健康と免疫」H21.5.23
阿 保 徹 先生 新潟大学大学院医歯学總合研究科教授
第29回「笑いを科学する」-笑い測定機の冒険-H20.11.15
木 村 洋 二 先生 関西大学社会学部教授
第28回「こころのことば」H19.9.29
第27回「子どもを変えるお父さんお母さんの底ぢから」H19.5.10
長 田 百合子 先生 (有)塾教育学院メンタルケア部門代表
第26回「高齢者に寄り添う介護のポイント」H18.11.28
袖 山 卓 也 先生 (有)笑う介護士 代表取締役
第25回「日蓮聖人ご図顕の大曼荼羅について」H17.11.16
片 岡 邦 雄 先生 宗教法人立正安国会首導
第24回「科学者・教育者にとっての佛立信仰」H16.12.15
伊 藤 精 彦 先生 苫小牧工業高等専門学校校長
北海道大学名誉教授
第23回「高祖日蓮大士の出自について」H16.2.10
塚 田
第22回「少子・高齢化とこれからの佛立宗」H15.6.18
川野辺
第21回「現代社会における家族の問題と
これからの家族のあり方」 H14.11.14
村 尾 泰 弘
第20回「佛立宗から見た異文化・異文化から見た佛立宗」H13.11.7
江 嶋 修 作 先生 解放社会学研究所所長
第19回「思春期の心の問題について」H12.11.10
田 代 謙一郞
第18回「自己啓発セミナーとは何だ」H11.11.11
弓 山 達 也
第17回「子どもの叫びの声聞こえますか」 H11.2.19
本 田 利 子
第16回「外国人の見た日本と宗教」 H10.10.16
バーナード・ファーレル 先生
第15回「これからの家族のゆくえ」H10.2.9
家族社会学
第14回「心を病む人々を支えるため」H9.10.16
第13回「死をみつめると生がみえてくる」H9.2.18
カール・ベッカー 先生 京都大学総合人間学部助教授
第12回「信仰伝達の諸問題点」H8.10.16
第11回「宗教的活動目的の各種資金獲得活動に関する
実態と問題点」H8.2.22
山 口 広
第10回「民族の共存共栄」H7.11.21
比 嘉
第9回「仏の世界観」H6.11.11
西 村 公 朝
第8回「御講について」H6.7.4
江 嶋 修 作 先生 解放社会学研究所所長
第7回「現代の宗教情況と人々のニーズ」H5.11.9
対 馬 路 人
第6回「教団マーケッティングの基本」H5.10.14
石 井 淳 藏
第5回「宗学的研究と仏教学的研究」H5.7.14
指 田 日 乗
第4回「ひとつの弘通学概論 如説修行抄」H5.4.20
第3回「死の教育について」H5.2.18
蔵 本 博 史 先生 山梨医科大学
第2回「マーケッティングの手法について」H4.12.16
石 井 淳 藏 先生 神戸大学経営学部教授
第1回「経営的観点から見た佛立宗」H4.8.26
友 近 忠 至
㈱シエスタ代表取締役会長
自 平成18年4月 1日
至 平成19年3月31日
1.第17回研究発表大会 平成20年3月26日 本庁4F宗会議場
佛立教育専門学校共催
1.第16回研究発表大会
平成19年3月27日 本庁4F宗会議場
佛立教育専門学校共催
《佛立教育専門学校》
《佛立研究所》
2.第26回公開講演会 平成18年11月28日
演題 「高齢者に寄り添う介護のポイント」
講師 袖山卓也先生
(有)笑う介護士 代表取締役
3.研究員会議と部会
4.他宗・企業調査見学
○㈱武蔵野 企業研修参加
○日蓮宗現代宗教研究所・浄風会等 見学
第28回公開講演会が、平成19年9月28日、東京・乗泉寺(住職・川口日智師)を会場に開催された。
今回の講演会の講師は、お茶の水女子大学名誉教授外山滋比古先生をお招きし「こころのことば」と題して講演をいただいた。先生は専門の英文学のほか、言語学、修辞学、さらには教育論など広範な研究と評論を続けられる一方、ことばによる幼児・子供の情操教育・知育の大切さを長年説いてこられた方である。
当日も、人間の心を育むのは言葉である。「三つ子の魂百まで」と言われるように、赤ん坊のうちからお母さんが、繰り返し繰り返し言葉をかけ続け子供の『絶対語感』を養うことが大切で、その言葉の習慣が第二の天性となって精神・心が培われるのだから、美しい言葉・良い言葉を使うことが大事だと話された。そして今は、多くの人が信仰というものを忘れてしまっているが、年を取って若い人達から、ああいう美しい心の老人になりたいねと言われるようになるためには努力が必要で、信仰、信心をするということは大変、人間的な価値のある経験である。どうか豊かな心を育む豊かな言葉を使っていただきたい、と結ばれた。
当日の参加者一同も改めてご信心の大切さを再認識し、また、小さいときから繰り返し教え続けるという法灯相続とも相通じるお話しを真剣に聴講していた。外山先生には、この後の質問にも丁寧にお答えいただき、あっという間の1時間半の講演であった。
平成18年11月28日に「第26回公開講演会」を開催した。当日は「笑う介護士」として有名な袖山卓也氏を講師にお招きして『高齢者に寄り添う介護のポイント』と題して講演いただいた。
袖山氏は「福祉に資格なんて必要ない」との理念で、自身が施設長を務めるセンターでは、ほとんど無資格・未経験の職員を集め、そのサービスは、現在多くの注目を集めている。そして、テレビや雑誌等の各メディアにも大きく取り上げられ、紹介をされている。さらには執筆活動にも力を入れ、本の出版もしておられる。また、多くの人材を育成するかたわら、老人ホームの経営の再建や、現場指導もしておられ、自分にとって「介護は天職です」と語り、寸暇を惜しんで活動をされている。
特に今回の講演で印象づけられたのが「介護にとって大事なのは、自分は人であって、相手も人です。同じ人間同士、心があれば必ず心に伝わる。普段から人を見ること。例え認知症の方であっても、一人一人違うのだから、その人の生活スタイルに合わせるのです。介護は、する人の思いや感情は必ず相手に伝わるのだから、誠意を持って接し続けることが大切」さらには「介護ということを見つめる時、自然なお手伝いをする中で、笑いがある。相手の気持ちをどう理解するかが、大事なのです。」とお話しいただいた。
私ども宗門寺院においても、急激に進む高齢化社会から、目を背けることは決して出来ない。一つの時代を築き、寺院発展のために尽くされた高齢のご信者への配慮・対応など、大いに考えさせられるお話であった。
それとともに、高齢者へのアプローチの仕方は「御議席」「お助行」「教化・下種結縁」等の場面においても、大変参考となる公開講演であった。
佛立教育専門学校と佛立研究所共催の「第13回研究発表大会」が、去る3月9日、宗務本庁4階宗会議場で開催された。大会ではまず開会に当たり、山内日開宗務総長と佛立教育専門学校長・西田日講師の挨拶の後、講有・日丞上人の御訓辞をいただいた。
講有上人は御訓辞の中で佛立開講150年報恩ご奉公の目的は「妙法弘通による末法の一切衆生救済」であり、現代社会の抱える諸問題、特にはイラクへの自衛隊派遣等にも触れられ、これに対応すべき人材の養成と教育、弘通方策の研究を進めるためにも今大会の意義は大きく、さらに研鑽を深めることが大切、と諭された。
御訓辞に引き続き、講務客員研究員の辞令下付が行われ、以下の方々が辞令を下付された。
乗泉寺 川野辺 裕幸氏
本妙寺 澤 建治氏
長薫寺 米満 弘之氏
長薫寺 米満 淑恵姉
妙深寺 鈴木 金吾氏
経力寺 堤 嘉子姉
辞令下付の後、 東洋大学社会学部教授の西山茂先生を講師にお迎えし「日本の宗教界における佛立宗の位置と課題」とのテーマで、約1時間半にわたって特別講演をいただいた。
氏には、9年前にも講演をいただいたことがあり、民衆主体の在家主義仏教の共鳴者として佛立宗にも多大の理解を示しておられるが、当日も持ち前の辛口の提言をいただいた。 現在進められている「御講の改良」についても、全ては実行にかかっており、御講の改良に止まらず寺院・宗門ともに在家講務が腹の底から随喜できる体制を整えることが大切である、とその問題点を的確にご指摘いただいた。
講演の後は質疑応答が行われ、昼食・休憩をはさんで研究発表のプログラムに入った。
研究発表者とその演題
(1)高祖大士の信徒ご教導の一考察
-四条金吾氏について-
学校教諭 伊藤薫博師
(2)御題目口唱の行規について
学校別科生 高須昭因師
(3)本門佛立宗系教団の紹介
-在家日蓮宗淨風会・法華宗獅子吼会について-
研究所研究生 野口清継師
(4)御遺文編集の一断面
-撰時抄「五五百歳」の時を開導聖人は如何に感得されたか-
研究所研究員 小林日元師
(5)南無久遠の御文に関する一考察
研究所研究員 川端薫貫師
(6)新役中誕生の傾向と対策
-役中体験談集「手をつないで」に学ぶ新しい役中づくりと育成方法の研究-
研究所研究員 植田日事師
研究発表の野口清継師
最後に佛立研究所所長・木村日覚師の閉会の辞をもって、この日の研究発表大会が終了した。
[佛立宗に転宗のスリランカの僧]
佛立研究所では去る9月3日海外でも特にご弘通の伸展しているスリランカの仏教僧・チャンダナンダ師を招いて、研究所員や佛立教育専門学校生らの参加のもと研究所主催の講演会を本庁宗会議場で開催した。
スリランカでは、約5年前から福岡日雙師が布教活動を進めているが、チャンダナンダ師はスリランカ仏教協会の幹事の一員で、政府の外郭団体であるスリランカ国際友好協会の委員でもあり、その総会で福岡師が講演したのを機に交流が始まった。そして、佛立宗のご信心に興味を持たれて入信。部屋にも御本尊をお祀りされ日々御看経にも励まれている。
常に福岡師の活動を支援され、スリランカ仏教界と佛立宗との大きなパイプ役として活躍されているが、この度、佛立研究所の招待で来日され、今回の講演となったものである。
チャンダナンダ師は、現地の言葉・シンハラ語しかお話にならないため、当日は通訳として、日本に留学中のティラカ姉、ジャヤコーディー氏、イレーシャ氏もお招きしての講演会となった。
はじめに亀井日魁副所長の挨拶に続き、福岡師がチャンダナンダ師の紹介をされ、またスリランカ外務大臣・労働大臣・法務大臣・広報大臣・エネルギー省大臣・政党幹事・仏教協会会長から寄せられたメッセージを紹介された。
引き続き、チャンダナンダ師の講演が始まり、ご自身の活動やスリランカの国情・信仰について、また現地での佛立宗の活動等について話された。その後、様々な質疑応答の後、ともにお招きした三氏姉にも日本の印象などを語っていただき、ここでも活発な質疑応答が行われ、最後に石川日翠副所長のお礼の挨拶をもって、この日の講演会が終了した。
仏教の精神、敬いの心を土台として日常生活を営むスリランカの人々。その中にあって、発展を続けている佛立宗のご弘通の現況を聴講し、参加者一同「一天四海皆帰妙法」の祖願成就への思いを新たにした今回の講演会であった。
[スリランカ各界から寄せられたメッセージ]
去る9月3日、佛立研究所主催の講演会に、講演のため来日された 仏教僧チャンダナンダ師に託して、スリランカ政府、政界から本門佛立宗にメッセージが寄せられた。
佛立宗にメッセージを寄せてくださったのは、スリランカ政府の外務大臣、労働大臣、法務大臣、広報大臣、エネルギー大臣のほか、政党幹事、仏教協会会長といった方々であるが、以下、諸氏のメッセージをまとめたものの要旨を日本語に訳してご紹介させていただく。
[本門佛立宗へのメッセージ]
日本とスリランカの両国は文化的にも精神的にも強い絆で結ばれてきました。1951年に行われたサンフランシスコ講和条約締結に際し、戦勝国は日本に対し、その戦争責任を問い賠償請求を行いました。
しかしながら、我が国の大蔵大臣(後の首相)であったジャヤワールダナ氏は、釈尊の「怨みは怨みをもっては静まることなし。忍をもって行ずれば安らぎを得」の聖句を引用して、日本に対する賠償請求放棄を宣言しました。以来、日本と我が国は例をみない友好関係を築いてまいりました。
同時に、私たちスリランカ国民は、同じ仏教国である貴国に、特別の親近感を懐き、また、めざましい復興発展を遂げた貴国に、称讃、尊敬の念を懐いております。
私たちは、そのような国・日本から福岡日雙師が来られ、精力的に本門佛立宗の教えを説き、それによって佛立宗は、我が国に弘まりつつあります。
一昨年、同師には世界平和の塔の建立オープニングセレモニーの導師をつとめていただきました。
こうした活動は、両国の親善と相互理解に大きなかけ橋としての貢献、寄与を果たしてくださるものと期待いたしております。
このたびチャンダナンダ師が本門佛立宗に招かれて、講演を行う機会を与えていただいたことは、私どもにとっても大きな喜びとするところであります。
これを機に両国の友好の絆がさらに強まることを希望いたすと共に本門佛立宗が釈尊の教えに基づいて世界平和にさらに貢献されんことを祈念いたします。
佛立研究所活動報告
自 平成18年4月 1日
至 平成19年3月31日
1.第16回研究発表大会
平成19年3月27日 本庁4F宗会議場
佛立教育専門学校共催
○特別講演「遺伝子“オン”で生きる」
生命科学者・筑波大学名誉教授 村上和雄 先生
○研究発表題目一覧
《佛立教育専門学校》
○佛立開講のさきがけ
-江戸八品講を中心に-
蓑田清文
○薫化会に向けての御法門の試み
西田登光
《佛立研究所》
○御遺文編集の一断面
-三箇之中一大秘法と本尊問答抄御著述の背景-
小林日元
○『てこのかたま』の研究
小川立恵
○日蓮聖人御遺文図解化の試み
局 良鳳
○法灯相続の形態と信行相続の研究
-サンマの減少-
岡居清真
○法灯相続のための青少年への働きかけの一考察
伊藤随隆
2.第26回公開講演会 平成18年11月28日
演題 「高齢者に寄り添う介護のポイント」
講師 袖山卓也先生
(有)笑う介護士 代表取締役
3.研究員会議と部会
第11回 研究員会議
平成19年 2月 6日
第10回 研究員会議及び各研究部会
平成19年 2月 6、7日
第9回 研究員会議及び各研究部会
平成19年 1月18、19日
第8回 研究員会議
平成18年 12月14日
第7回 研究員会議
平成18年 11月28日
第6回 研究員会議及び各研究部会
平成18年 10月23、24日
第5回 研究員会議及び各研究部会
平成18年 9月 6日
第4回 研究員会議
平成18年 8月 9日
第3回 研究員会議及び各研究部会
平成18年 7月27、28日
第2回 研究員会議
平成18年 6月 7日
第1回 研究員会議
平成18年 5月11日
4.他宗・企業調査見学
○㈱武蔵野 企業研修参加
○日蓮宗現代宗教研究所・浄風会等 見学
5.佛立研究所だより第11号 発行
平成18年 7月6日
6.佛立研究学報第15号 発行
平成18年 11月11日
7.「説菩薩法-御講席御法門集-」発行
平成19年 1月12日
8.「佛立人生法話-あなたの人生をよりクリエイティブに-」発行
平成19年 2月25日
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