11月27日(木)佛立研究所研究員会議が開催され、小発表を弘通研究部門から札幌・信廣寺、石岡正則師が、教学研究部門から二師、横浜・照隆寺、前島照力師、和歌山・妙経寺、吉川廣京師から発表がありました。それぞれのテーマは石岡師より「佛立青少年の『悩み』と相談者との関係について-アンケート集計の結果をもとに-」、前島師より「扇全『口伝の御指南』から拝見する教弥実位弥下の御意」、吉川師より「御法門における譬喩に関する一考察」 というものでした。
去
木村先生が笑いを科学し始めたキッカケは、ワライタケを食べ
関西大学教授という肩書きのほか、ソシオン研究プロジェクト・ユニット主幹、日本笑い学会の副会長としてご活躍。2010年には関西大学で、健康文化学部・ユーモア学科があらたに開設され、それに伴い「ユーモア科学」という小専攻をつくられ、世界へまじめな「笑いの科学」が発信されることを念願されている。
講演は終始和やかにすすめられ、講演後の質疑応答では、専門の社会学的見地によるキリスト教と仏教との比較対照の中から、仏教的思想こそが未来の社会を明るくする生き方という話もあり、仏教の優位性と佛立信心の可能性を再確認できる内容でもあった。
開催受け入れ寺院・信廣寺の御住職 姫井日覚導師は「当山は、17世講有・石岡日養上人、先住・佐々木日喜上人のご遷化という相次ぐ悲しみを経験しました。しかし、その悲しみから立ち直るのは、『笑い』であると教務にも呼びかけ、『笑顔で、楽しく、喜びに溢れる寺院づくりを!』との思いをもちつつ今日までご奉公してまいりました。そういう私たち信廣寺教講にとって、この度の講演会の講師として木村先生をお招きし、笑いのお話を聴講させていただけたことは、最もふさわしい方とご縁を結んでいただけたと大変ありがたく、随喜しております」と御礼の言葉を述べられた。
当日の参加者は、信廣寺門末の教務・信徒あわせて348名。皆、表情に笑みをたたえ、心も爽やかな笑みを蓄えつつ散会した。
佛立研究所 京都市上京区御前通一条上ル Tel:075-461-5802 Fax:075-461-9826
COPYRIGHT 2008 Butsuryu Research Institute Kyoto Japan ALL RIGHT RESERVED.